2005-06-17 ArtNo.35740
◆エマソン、デザイン・エンジニアリング・センター拡張
【プネー】米国を拠点にする年商156億米ドルの電気電子機械設計開発製造販売会社Emersonは、マハラシュトラ州Puneに設けたEmerson Design Engineering Centre (EDEC)を積極的に拡張している。
インディアン・エクスプレスが6月15日、エマソンのRandall D Ledford上級副社長兼技術主任(CTO)の言を引用し伝えたところによると、EDECは、プロセス・マネージメント・システム、モーター、産業自動化、空調、貯蔵、ツール等、エマソンの様々な部門のニーズに応じる唯一のコーポレート・ワイド・デザイン・センターで、スタッフの総数は2003年5月に発足した当時の16人から現在の242人に拡大した。今年末までには350人に、2年内にはさらに600人に増員される。プネー・センターは、中国とフィリピンのものに次いで、グループ第3の規模を備えている。エマソンは2004年に研究と新製品の開発に4億8600万米ドルを投資した。
エマソン傘下の27部門が、EDECにプレゼンスを有し、取り分けモーター部門/プロセス・マネージメント部門/産業自動化部門は各50人のエンジニアを擁する。少なくともさらに10部門が、エンジニアリング・デザイン業務を間もなくプネーに移転する。
EDECは過去2年間に3件の特許申請を行い、産業用バキューム・クリーナーをインドで100%開発した実績を有する。
初歩的研究業務を手がける上でその能力を立証したプネー・センターは、より複雑で、技術度の高いデザイン作業にシフトしつつある。
エマソンにとってアジアは最も重要な成長市場で中国における売上は10億米ドルを突破、インドのそれも3億米ドルに達していると言う。
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