【カルパカム】インディラ・ガンディー原子力研究センター(IGCAR:Indira Gandhi Centre for Atomic Research)が、独自開発したユニークな高速増殖試験炉用高プルトニウム・モノカーバイド運転用燃料は被覆障害(clad failure)無しに、14万8000MW(メガワット)日/トンの燃焼度(burn-up level)を実現、インドの核発電プログラムは新たな国際記録を樹立した。
インディアン・エクスプレスが6月12日伝えたところによると、原子力局(DAE: department of atomic energy)次官も務める原子力委員会(AEC:Atomic Energy Commission)のDr Anil Kakodkar会長は11日、タミールナド州KalpakkamのIGCARで記者会見し、以上の消息を明らかにした。
それによると、これは目標とする15万MW日/トンに極めて近く、運転用燃料のこうした高い燃焼度は、燃料のユニークさから言っても世界的な記録と言える。こうした高い燃焼度の高プルトニウム富化度カーバイド燃料(plutonium-rich carbide fuel)が再処理されたのも世界的に初めてのことと言う。