2005-06-15 ArtNo.35720
◆Tata steel、イランで製鉄/鉄鉱山開発合弁
【ムンバイ】Tata Iron and Steel Co Ltd(TISCO)はイランの政府系企業と同国内に3つの鉄鋼プラントを建設するとともに、鉄鉱山を開発する合弁契約を結んだ。
エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダード、デカン・ヘラルド、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが6月13日、TISCOの発表を引用し報じたところによると、Tiscoは、Iranian Mines and Mining Industries Development and Renovation Organization(IMIDRO)と合弁でペルシア湾特別経済区(PGSEZ:Persian Gulf Special Economic Zone)にガス・ベースのHormozgan鉄鋼プラントを設ける。第1段階では年産150万トンのスチール・スラブ製造施設が、第2段階ではやはり年産150万トンのスチール・ビレット製造施設が、それぞれ設けられる。
両パートナーは、港湾都市Bandar Abbasに位置するPGSEZに別に年産300万トンの輸出志向型スチール・プラントを設ける。同プロジェクトでも各年産150万トンの施設が2段階に分けて建設される。
両社は、イランのKerman省に位置するGol-e-Gohar鉱山を共同で探査開発する別の合弁事業についても合意した。同プロジェクトでは採掘した鉄鉱石を原料にペレットを製造する施設も設けられる。
TiscoのB. Muthuraman重役(MD)が同ステートメントの中で語ったところでは、極めて有利な条件が整っているため、新プラントは世界的にも最も低コストな鉄鋼プラントの1つになる見通しと言う。
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