2005-06-10 ArtNo.35698
◆Reliance、オリッサ州に世界最大の火力発電所計画
【ムンバイ】Reliance Energy Ltd(REL)は約110億米ドルを投じ、オリッサ州に発電能力1万2000MW(メガワット)の世界最大の抗口(pithead)石炭火力発電所を設けることを計画している。
インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、エコノミック・タイムズ、デカン・ヘラルド、ビジネス・スタンダードが6月8/9日伝えたところによると、RELのAnil Ambani会長は7日催された株主総会の席上、以上の計画を語った。
RELは既にウッタルプラデシュ州Dadriに1100億ルピー(US$25.26億)を投じ、発電能力3740MW、世界最大のガス火力発電所を建設する計画に着手している。ウッタルプラデシュ州におけるプロジェクトは、兄のMukesh Ambani氏が会長を務めるReliance Industries Ltd(RIL)からガスの供給を受ける必要があるが、Anil Ambani氏とMukesh Ambani氏は、グループの経営権を巡り対立している。しかしAnil Ambani氏はこの日、RILからガス供給を受け、ウッタルプラデシュ州のメガ発電プロジェクトを予定通り2008-09年までに稼働させると保証した。地元紙は、兄弟紛争が終息しつつある証左とコメントしている。
Ambani氏によると、RELはマハラシュトラ州における4000MWのガス発電プロジェクトの事業化調査も進めており、また国営送電会社Power Grid Corp of India Ltd(PGCIL)は、ヒマチャルプラデシュ州に75億ルピー(US$1.72億)を投じ水力発電所を建設する計画のパートナーにRELを選んだと言う。
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