2005-06-10 ArtNo.35697
◆WNS Global Services、BPO売上番付トップに
【ニューデリー】WNS Global Servicesが、2004-05年のインドにおけるビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)売上トップに立ち、Wipro BPO Solutionsが2位、HCL Technologies BPO Servicesが3位を占めた。
インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、デカン・ヘラルドが6月8/9日、ソフトウェア・サービス会社全国協会(NASSCOM:National Association of Software and Service Companies)がまとめた『情報技術対応サービス(ITES)-BPO企業報告』に基づき伝えたところによると、ビジネスの規模ではGE Capital International Services (GECIS)が最大だったが、GECISは2004年末までGeneral Electric (GE)傘下のキャプティブBPO会社として経営されていたため、今回のランキングに含まれていない。
第4位はIBM Dakshが占め、以下5位Exl Services、6位Mphasis BPO(旧社名MSource)、7位Intelenet Global、8位ICICI OneSource、9位GTL、10位Progeon、11位24/7 Customer.com、12位Datamatics、13位Hinduja TMT、14位Transworks、15位Tracmailと続く。
ITES-BPO部門の2004-05年度売上は前年比44.5%増の52億米ドルと、IT-ITES輸出全体の30%を占めた。2005-06年には73億米ドルに達する見通しだ。
とは言え一部のBPO企業は、インド国内の売上を明らかにしておらず、e-fundsやSutherland Technologies等のオフショア売上が明らかにされるなら、これらの企業もトップ10に名を連ねていたものと見られる。vCustomerやZenta等の企業は、最近の企業買収や冷却期間を理由に、売上を明らかにしなかったと言う。
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