2005-06-06 ArtNo.35668
◆トップ・エンド音響機器、今後10-15%値下がりも
【ニューデリー】規模の経済、技術向上、輸入関税の下降等の要因に加え、Bose、Sony、Philips等のスペシャリスト・ファームが、依然小規模な市場の一層の拡大を目指し、仕入割引(trade discounts)等の販促を積極化していることから、ハイエンド・オーディオ機器の10~15%の値下がりが予想されている。
エコノミック・タイムズが6月2日伝えたところによると、目下のところ100クロー(US$2297万)前後と見積もられる2万5000ルピー(US$574)以上の価格帯のスペシャリスト・オーディオ市場は、手軽な金融スキームも手伝って順調に成長している。
Bose Corporation India Pvt. Ltd(BCI)は最近、ホーム・ミュージック・システム新製品“Bose Wave”を、2万9900ルピーで発売した。この種のシステムはこれ以前には8万~9万ルピーしていたが、BCIは暫く前に3万7000ルピーのシステムを紹介、今回は終に3万ルピー未満の製品を発売した。BCIのRatish Pandey重役(GM)によると、今後は3万~4万ルピーの価格帯に照準を合わせ、新製品を紹介して行く。同時に全てのカテゴリーを通じ10~15%の価格調整を準備している。輸入関税が引き下げられたことから同社はボリューム販売に注目していると言う。
PhilipsのGunjan Srivastav取締役も「今後毎年10-15%の値下がりが予想され、同社は3万ルピー・プラスの価格帯に様々な特徴を備えたより多くの製品を紹介して行く」と語った。
業界筋によると、DVD/VCD対応ハイファイ・システムがオーディオ市場の3分の1のシェアを占めている。MP3プレーヤー、奥行き感のあるベース・スピーカー、DVD互換性、組込アンプ等を備えたシステムが最も急速な成長を遂げており、取り分け社会経済階層(SEC:socio economic class)Aクラス都市における成長が著しい。
SonyのMohit Parasher重役(GM)によると、メトロ市場では2万ルピー以上の製品に対する需要が急増していると言う。
|