【バンガロール】韓国三星電子(Samsung Electronics Co Ltd)が完全出資するSamsung India Electronics Limited (SIEL)は、2007年までに携帯電話端末の製造施設をインドに設けることを計画している。
デカン・ヘラルド、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダード、ザ・ヒンドゥーが6月3日報じたところによると、SIELのH C Ryu取締役と三星のS. H. Oh社長兼CEO(南西アジア本部担当)はこのほど携帯端末新モデルを披露するとともに、以上の計画を語った。それによると国内市場規模が7000万~8000万ユニットに達した段階で、初めて製造施設を設ける条件が整うが、インドの携帯端末市場は2007年までに同レベルに達するものと予想される。現在インドにおけるGSM携帯電話端末の市場規模は年間1500万~1800万ユニットと見積もられ、現状で直ちに製造施設を設けることはできない。しかしインドは遠からず中国に次いで世界第2の携帯電話市場に成長するものと見られる。SIELは既にインドで携帯電話端末の開発を手がけていると言う。
SIELはこの日、世界的に最も軽量なデジタル・ステレオFMラジオ付きGSM端末C230と、カメラフォーンX640をお披露目した。価格は各6249ルピーと8699ルピー。これにより、同社がインド市場に投入した携帯端末は12モデルになった。同社は今年内に別に1ダースほどのモデルを紹介、インドGSM端末市場シェアを16~17%に引き上げる。また2007年までに30%のシェア獲得を目指すと言う。