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2005-06-06 ArtNo.35663
◆石油化学品国際価格の軟化で医薬品・塗料値下がりも
【ムンバイ】石油化学品やポリマーの国際価格が軟化していることから、医薬品、化学品、塗料等の小売価格が下降するものと予想されている。
エコノミック・タイムズが6月2日、業界筋の消息として伝えたところによると、過去1ヶ月間に国際価格は20~50%下降した。大量の在庫を抱えた少なからぬ輸入業者や貿易業者は深刻な打撃を受けるものと見られるが、消費者は値下がりの恩恵を享受できそうだ。
例えばベンゼンのトン当たり価格は1ヶ月前の1100米ドルから650米ドルに、フェノールは同1500米ドルから950米ドルに、スチレンは同1400米ドルから900米ドルに、塗料原料の無水フタル酸は同950米ドルから780米ドルに、それぞれ下降した。もし塗料、医薬品、化学品メーカーが原料価格下降の恩恵を末端消費者に還元するなら、消費者は利益を受けられる。
Asian Paints幹部は、「石油製品は、最終製品価格の50-60%を占める」と述べ、Ajanta Pharmaオフィシャルは、「原料化学品は最終製品価格の20%を占める」と述べている。後者によると、直ちに医薬品が値下げされることはないが、一定の時間を経過すれば、最高小売価格(MRP:maximum retail price)に影響が生じると言う。
トレーダー筋は、「石油化学品価格やポリマー価格が変動するのは、珍しいことではないが、過去数週間の値下がりのスピードと値下がり幅は例外的」と指摘した。2004年の値上がりにつられて市場に参入したものは、予想外の値下がりに唖然としている。原油の国際価格は50米ドル前後を推移、それほど値下がりしていないが、石油化学品とポリマーの価格は急降下した。需要鈍化と供給拡大が、混乱を生じさせたものと見られる。
大量の在庫を抱え、新たな入荷も予定しているトレーダーは深刻な打撃を被っていると言う。
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