SEAnews 2005-06-03 ArtNo.35657

【バンガロール】地元の大手ソフトウェア会社Infosys Technologies Ltd(ITL)は、フランスを拠点に発電設備や鉄道インフラの納入を手がける年商180億米ドルのAlstomと、向こう3年間に3900万米ドル相当のエンジニアリング・サービスを提供する契約を結んだ。
エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥーが6月1日伝えたところによると、ＩＴＬはカルナタカ州Bangaloreの自社キャンパス内にアルストムのために研究開発(R&D)センターを設ける。Ｒ＆Ｄセンターのスタッフは当初の60人から3年内に300人に増員され、主にエンジニアリング・サービスを手がける。
アルストムは世界各地に18のＲ＆Ｄセンターを擁するが、サード・パーティー・サービス・プロバイダーと提携してこの種のセンターを設けるのは初めてのこと。バンガロール・センターはまた同社にとって最大規模のＲ＆Ｄセンターになる。
アルストムは現在バンガロールにスタッフ40人のソフトウェア開発子会社を設けており、同子会社は列車制御システムやアプリケーション・ソフトウェアのデザインを手がけている。
Alstom PowerのPhilippe Joubert社長によると、アルストムは約7億5000万米ドルのＲ＆Ｄ予算の20％をインドにおける発電ビジネスに投じる方針と言う。