1995-10-17 ArtNo.3565
◆<星・日・香港>企業、アジア・インターネット幹線構築
【シンガポール】シンガポールの第2インターネット・サービス・プロバイダー(ISP)、パシフィック・インターネットは日本/香港のISP2社イニシエーティブ・ジャパーン/香港スーパーネット及び住友商事と共同でアジアにおけるインターネット幹線を構築する。
スンバワン・コープ/STコンピュータ・システムズ/シンガポール・インターナショナル・メディアの50:25:25の合弁会社パシフィック・インターネットのウォン・センホン重役(MD)によると、各パートナーはそれぞれ25%を出資し、払込資本600万米ドルのアジア・インターネット・ホールディング(AIH)を来月日本に設立、来年初からサービスを開始する。新会社の会長にはスンバワン・コープのフィリップ・ヨー会長が就任する。東京、香港、シンガポールにそれぞれネットワーク・ハブが設けられ、“T3リンク”と称される超高速リース回線により、欧州/米国のインターネットへの接続サービスが提供される。同幹線を利用すれば独自のリース回線を通じるよりも低コストで欧米のインターネットにアクセスでき、各国のISPや多国籍企業にはメリットが有る。このため多くの日系多国籍企業が待機している他、既にインドネシア、タイ、台湾、韓国のISPからも強い関心が表明されている。またAIHの4パートナーは同ファシリティーの顧客がコンソーシアムに参加するのを歓迎しており、これにより4社の出資率は縮小するものの、多くのアジア企業の参加を得ることによりAIHは真のアジア企業になることができると言う。(BT,ST:10/16)
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