2005-06-01 ArtNo.35636
◆TVS、インドネシアの製造拠点を1ヶ月以内に決定
【チェンナイ】TVS Motor Company(TVSMC)はインドネシアにおける製造拠点を1ヶ月以内に決定し、15ヶ月以内に同地での生産を開始する。
ビジネス・スタンダードが5月31日報じたところによると、TVSMCのVenu Srininvasan会長兼MDはこのほど以上のように確認した。それによると、TVSMCは同プロジェクトに5000万米ドルを投資する。
インドのモーターサイクル市場は昨年20.28%拡大、524万台をマークしたが、TVSMCの販売台数は約4%下降した。同社は一連のモーターサイクル変形モデルを発売、市場シェアの落ち込み防止を図っている。同社の基本戦略は各ブランドの製品を増殖させること。同戦略は既に一定の成果を上げており、例えば売れ筋2ブランドの新バージョン発売を通じ成長を加速する戦略は奏功した。これまでに延べ100万台近くを販売したVictorには、近く125ccカテゴリーの変形モデルが加わる。エントリー・レベル・モーターサイクルのStaRは現在2バージョンを有するが、やはり新たな変形モデルが追加される。現在StaRは月間約3万台が販売されており、今年内に月間販売4万台達成を目指す。既存のFieroを補完するプレミアム・セグメントのモーターサイクル新モデルの発売も予定している。しかしエグゼクティブ・セグメントのCentraに関しては、今のところ新変形モデルを加える計画はない。Centraは現在月間1万2000台ほど販売されているが、同社が当初掲げた目標を40%ほど下回っている。
インドネシア進出計画も、こうした販売拡大戦略を補完するものと言える。今会計年度は、昨年の67万9000台を大きく上回る100万台を販売、市場シェアを昨年の13%から15%以上に拡大することを目指す。
昨年(2004-05)のボリューム販売が下降した一因として、2ストローク・モーターサイクル、Max 100Rの販売台数が7万台と、前年比65%の落ち込みを見たことを指摘できる。
三輪車市場への進出は、来年実行に移される。同社はこれ以前にカルナタカ州Mysoreに約100クロー(US$2297万)を投じ、三輪車製造施設を設けると発表していた。
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