2005-06-01 ArtNo.35628
◆Reliance、オリッサ州に1万2千MW発電施設建設
【ブーバネスワル】Reliance Energy Ltd(REL)はオリッサ州Jharsuguda県Hirmaに4万8000クロー(US$110.24億)を投じて1万2000MW(メガワット)の火力発電施設を設ける。
ビジネス・スタンダードが5月31日報じたところによると、RELのSatish Seth上級副会長は30日、オリッサ州のNaveen Patnaik首席大臣に対して同計画のプレゼンテーションを行った。それによると計画は段階的に進められ、第1段階では1万8000クロー(US$41.34億)が投じられ、各660MWの発電施設6基が設けられる。
消息筋によるとRelianceは1990年代半ばに香港拠点のConsolidated Electric Power Asia Ltd (CEPA)と手を組みHirmaに4000MWの発電施設を設けることを計画したが、電力販売交渉が進捗せず、CEPAも撤退を決めたことから、プロジェクトは離陸しなかった。今回のものはリバイバルと言えるが、スケールは3倍に拡大している。
パートナーと手を組む可能性に関してSeth氏は、「目下のところ単独で進める方針」と語った。同氏によると、新電力政策(New Electricity Policy)が打ち出され、送電システムも改善したことから、ビジネスのシナリオは変化している。電力の輸送・流通、販売は以前に比べずっと容易になった。RELはBombay Suburban Electric Supply(BSES)の買収を通じ、送配電会社3社Nesco/Wesco/Southを傘下に収めたが、これら3社はオリッサ州にプレゼンスを有する。このため今回の発電計画は、これら3社の事業とも補完関係を有すると言う。
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