SEAnews 2005-05-30 ArtNo.35624

【チェンナイ】西ベンガル州Kolkata拠点のTexportとスイス企業Sangam Swiss SAの対等出資合弁会社Texport Electronics Limited(TEL)は、今年末までにインド・エアコン市場の5－9％のシェア獲得を目指している。
エコノミック・タイムズ、ザ・ヒンドゥー、ビジネス・スタンダードが5月25／26／27日伝えたところによると、ＴＥＬのRaj Sahai重役(MD)はタミールナド州におけるＡＶＩエアコン発売式の席上、以上の計画を明らかにした。それによると、同社は今年2月以来、西ベンガル州、オリッサ州、アンドラプラデシュ州、ウッタルプラデシュ州においてＡＶＩエアコンを発売、これまでにこれら4州のエアコン市場において4－5％のシェアを占めている。このため今年末までにはインド・エアコン市場全体の5－9％のシェアを占めることができるものと見ている。タミールナド州ではこれまでにディーラー10社とディストリビューション契約を結んだ。
インドのエアコン市場は2005年には、小口販売(retail sales)だけで1820クロー(US$4.18億)、大口取引(institutional sales)も含めるなら2275クロー(US$5.225億)に達するものと見られる。
Texportは、これまで欧州市場においてエアコンの他、プラズマ／ＬＣＤテレビジョン(TV)、ハンディー・カメラ、ポータブルＤＶＤプレーヤー等の電子製品をConte Aviral商標で販売して来た。このため今年8月にはインドでもエアコン以外の電子製品を発売することを計画している。
また今年内に3万5000ユニットのエアコンを販売できれば、現在中国で行っているエアコンの製造を、西ベンガル州KolkataのFalta特別経済区(SEZ)内に移す可能性を検討している。そのためのプラント及び機械への投資額は1クロー(US$23万)と見積もられる。ＴＥＬはインドにおける初年度の営業額を40～50クロー(US$919万-1148万)と見積もっていると言う。