2005-05-30 ArtNo.35621
◆住友、Swaraj Mazdaの15%持ち分買い増し
【ムンバイ】Punjab Tractors Ltd(PTL)はSwaraj Mazdaの15%の持ち分を、住友商事に売却することを認めた。これにより住友の持ち分は25%に拡大する。
ビジネス・スタンダードが5月27日報じたところによると、Swaraj Mazdaには、PTLが29.04%、マツダが15.62%、住友商事が10.41%、プライベート・エクイティー会社Actisが別に25%、それぞれ出資している。PTLに近い筋によると、住友はPTLに対して後者が保持するSwaraj Mazda株の内、14.99%、157万3000株の買い取りを提案した。PTL取締役会は、住友の以上の提案に対してポジティブな姿勢を示している。
消息筋は住友が提示した買い取り価格を明らかにしなかったが、証券業界筋によると、これ以前にActisが提示した1株400ルピーの公開買い付け価格を基準にすれば、15%の買い取りコストは63クロー(US$1447万)になる。
一方、エコノミック・タイムズが5月27日伝えたところによると、住友はSwaraj Mazdaの持ち分拡大のステップとしてイスズと手を結ぶ計画のようだ。
イスズは最近、市価を30%上回る6億2400万HKドル(US$8000万)で、中国の商用車メーカー、Qingling Motorsの持ち分を6.9%から20%に引き上げた。Qinglingは主にイスズ商標のトラックを製造している。
Swaraj Mazdaは、インド商用車市場の年率35%を超える成長に乗じ、商用車の製造能力を積極的に拡張する計画だ。これまでのところ同社は軽商用車の製造を専ら手がけ、大型商用車市場にプレゼンスを有しない。またSwaraj Mazdaとマツダの技術協力協定は、最近期限が切れた。
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