【ニューデリー】インド政府は電力部門と肥料部門に対する天然ガス供給価格を今回限りの臨時措置(ad hoc)として1標準立米(SCMD:standard cubic metres per day)当たり2850ルピーから3200ルピーに引き上げる方針を決めた。
ザ・ヒンドゥーが5月28日オフィシャル・ソースの言として伝えたところによると、政府は、先々週開かれた経済問題閣僚委員会(CCEA: Cabinet Committee on Economic Affairs)の席上、以上の方針を決めた。その他の部門に対する供給価格に関しては、1MBTU(million British Thermal Unit)当たり目下3.86米ドルと見積もられる市場価格にリンクする方針を決めた。しかし運輸部門/ウッタルプラデシュ州 Agra及びFerozabad地区の産業/小規模消費部門向け供給価格は向こう3年間現状レベルに維持する。
天然ガス価格の見直しは長期にわたり、棚上げされて来たが、以上の政府方針により、国内最大のガス生産会社Oil and Natural Gas Corporation (ONGC)が最大の恩恵を被るものと見られる。