2005-05-25 ArtNo.35592
◆繊維産業の向こう5年間の必要投資額US$160億米ドル
【ニューデリー】インド繊維産業が2010年までに300億米ドルの輸出売上を達成するにはバリュー・チェーンのあらゆる段階を通じて150億~160億米ドルの投資を必要とする。
インディアン・エクスプレスが5月20日、Kurt Salmon Associates (KSA)の調査レポートを引用し伝えたところによると、貿易割当制度が2005年初に撤廃されたのに伴い繊維産業サプライ・チェーンのほとんど全ての領域に投資対象としての魅力が生じた。
株式市場では繊維銘柄がかつてない値上がりを見、全ての繊維企業が設備拡張や新規プロジェクトを準備している。様々な調査報告書が、インドの繊維輸出が2004年の140億米ドルから2010年までに300億~500億米ドルに拡大すると予想している。KSAの報告書は2005年には約18億米ドル、2007年までには別に33億米ドル、合計51億米ドルの投資パイプラインが既に敷かれていると指摘している。国際プレーヤーは合弁や直接投資を提案、インド投資を準備している。
ホーム・テクスタイルは繊維産業(textile industry)にとって、また完成品(made-up)は衣料産業にとって、大きな潜在性を有し、背広とジャケットは比較的新しい成長領域と見なされている。
しかし投資目標を実現するには、政府、業界、金融機関、業界団体を含む全ての方面が協力してことに当たる必要があり、繊維産業プレーヤーの3分の2はインフラの整備と労働法の規制緩和を望んでいると言う。
|