SEAnews 2005-05-25 ArtNo.35590

【ニューデリー】BPL Mobileは、VodafoneとDoCoMoを含む多くの外国企業と、これらの企業による出資受け入れを含む戦略提携交渉を進めている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月21日報じたところによると、BPL CommunicationのRajeev Chandrashekhar会長は同紙に以上の消息を語った。それによると、ＢＰＬはEssar Holdingsとも同様の交渉を行っており、少なからぬオペレーターがＢＰＬとの提携に関心を表明している。しかしまだ如何なる決定も下されていない。ＢＰＬは戦略的投資パートナーを求めているが、年内に直ちに外部資金を導入する必要はないため、交渉にはタイム・フレームを設けていない。
ＢＰＬは今年内に携帯電話ビジネスに600クロー(US$1.38億)以上投資する予定だが、新サークルにおける携帯電話サービスの開始に伴い来年初には、別途投資が必要になる可能性がある。ＢＰＬはMorgan Stanleyに新パートナーの選考を依頼した。
ＢＰＬのセル式電話ビジネスは6億米ドル近い負債を抱えている。消息筋によると、戦略的投資パートナーとの交渉の行方は定かでないが、Chandrashekhar氏がセル式電話ビジネスから完全に手を引くことはないものと見られる。またEssarは確かに出資に関心を抱いており、現在既に、BPL Mobileの10％未満のシェアを保持しているものの、セル式電話規則の下、1企業は1サークル内の2社以上のオペレターの10％以上のシェアを握ることができない。EssarとBPLは共にChennaiとMumbaiでセル式電話サービスを手がけており、同規則の制限を受ける。Singapore Telemedia (STT)のIdea Cellularに対する投資も同様な問題に直面している。消息筋によるとロシアのセル式オペレーターもＢＰＬとの提携に関心を表明していると言う。
BPL Mobileは、Mumbai、Maharashtra、Kerala、Tamil Nadu、Pondicherry、Goaでセル式電話サービスを手がけ、250万人の契約者ベースを有する。