2005-05-25 ArtNo.35584
◆特殊会社設け、US$137.8億貨物専用鉄道計画推進
【ニューデリー】Manmohan Singh首相が座長を務めるインフラストラクチャー専門委員会により最近承認された、黄金の四辺形(GQ:Golden Quadrilateral)幹線鉄道に平行して総コスト6万クロー(US$137.8億)の貨物専用鉄道を設ける計画は、特殊会社(SPV:special purpose vehicle)を新設して管理することになった。
インディアン・エクスプレスとヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月20日伝えたところによると、Lalu Prasad鉄道相により19日招集された記者会の席上、計画委員会(Planning Commission)のMontek Singh Ahluwalia副議長は以上の消息を明らかにした。それによると、プロジェクトは予算補助を通じて運営され、日本政府も部分的に資金を提供する。
プロジェクトは、“デリー/マハラシュトラ州Mumbai間”及び“デリー/西ベンガル州Kolkata間”の他、“ムンバイ/タミールナド州Chennai間”そして“ムンバイ/コルカタ間”に拡張される。工事は5年で完成する予定で、既存のGQとは異なる全く新たなプロジェクトとして進められる。既存、路線の混雑を解消するためのもので、既存路線とは別に、貨物専用の路線を設け、約2000本ほどの列車を運行させる。同プロジェクトが完成すると既存のGQ路線は乗客専用路線になる。鉄道省と大蔵省の代表から成る閣僚級グループが組織され、鉄道経営組織の構成等に関するコンセプトが作成される。
一方、大蔵省と鉄道省は、計画委員会の支援下に今年7月までにコンテナ輸送業界に競争理念を導入する新スキームを立案する。また計画委員会は鉄道省と協力して今年6月までに運賃設定メカニズムを準備すると言う。
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