【ニューデリー】昨年初11ヶ月(2004/4-2005/2)の鉄鋼完成品(finished steel)生産量は3608万トンと、前年同期を3.2%上回ったが、目標とした4019万トンを10.2%下回った。
インディアン・エクスプレスが5月18日報じたところによると、今年初11ヶ月の成長率は前年同期の11.6%の伸びにも及ばなかった。こうした不振は主にSteel Authority of India Limited (SAIL)傘下のDurgapur Steel Plant/Rourkela Steel Plant/Indian Iron and Steel Company (IISCO)と二次生産部門の低調なパフォーマンスに伴うもの。SAILの昨年初11ヶ月の鉄鋼完成品生産は847万トンと、目標を2.1%下回った。対照的にTata Iron and Steel Company Ltd (Tisco)の昨年初11ヶ月の鉄鋼完成品生産は目標を6.5%上回った。Visakhapatnam Steel Plant (VSP)の昨年初11ヶ月の鉄鋼完成品生産は目標を1.6%、前年同期を2.4%、それぞれ上回った。
二次生産者の昨年初11ヶ月の鉄鋼完成品生産は目標を16.1%下回った。しかし前年同期を4.1%上回った。
昨年初11ヶ月の国内鉄鋼メーカーの設備稼働率は86%と、前年同期の85%を僅かに上回った。