2005-05-20 ArtNo.35575
◆オリッサ州、5年内に5600万トン鉄鋼製造能力追加
【ニューデリー】オリッサ州には向こう4~5年内に5600万トンの鉄鋼製造設備が新たに設けられ、鉄鋼/アルミニウム/発電/港湾/その他のインフラ事業に20万クロー(US$459.35億)が投資される。
ビジネス・スタンダードが5月18日報じたところによると、オリッサ州政府オフィシャルは17日、P Chidambaram蔵相と会談、同州における最新の投資動向を説明した。それによるとオリッサ州政府は、ロード・ショーや特別な売り込み活動も行うことなく、これらのプロジェクトを誘致することに成功した。州政府は大型インフラストラクチャー・プロジェクトを手がける特殊会社(special purpose vehicle)を既に設立している。
韓国の製鉄会社Pohang Steel Company (Posco)との大型鉄鋼プロジェクトに関する交渉は依然として続けられており、関係覚書は間もなく調印される見通しだ。
向こう4-5年間に合計5600万トンの鉄鋼製造施設を設けることを計画する企業は、既に州政府と覚書を交換、もしくは覚書調印の準備を進めている。
また合計1万MWの7件の発電プロジェクトが準備されている。AV Birla傘下のHindalco、Utkal Alumina、Vedantaの3社が計画する各年産100万トン、合計投資額2万6500クロー(US$60.86億)のアルミニウム・プロジェクトも進捗している。
見積もりコスト5000クロー(US$11.48億)のインフラ・プロジェクトは中央政府と州政府が共同で手がける。大部分の費用は公共資金で賄われ、一部に公共民間協力(public-private partnership)方式が採用される。
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