2005-05-20 ArtNo.35573
◆AV Birla、インドネシアに合弁化学工場建設
【ムンバイ】Aditya Birlaグループはインドネシアの特殊化学企業と合弁で1億米ドルを投じ当初年産35万トンの化学工場を建設する計画だ。
ビジネス・スタンダードが5月18日、消息筋の言として報じたところによると、Aditya Birlaグループは、インドネシアの国営農園会社PT Perkebunan Nusantara (PTPN)と油脂化学領域の合弁会社を設ける交渉を進めており、年産能力はその後拡張されるもよう。必要投資の30%は自己資本、残りは借入で賄われる見通しだが、交渉が妥結するまでにはなお暫く時間を要するものと見られる。以上の消息に関してAditya Birlaグループはコメントを控えている。
同合弁事業が実現すれば、Birlaグループにとってインドネシアにおける5番目の事業になる。Birlaグループは1973年にインドネシアに進出、PT Elegant Textilesを設立したが、今や世界市場の10%のシェアを握る世界最大のレーヨン紡績糸(spun yarn)メーカーになった。グループは、現在インドネシアにビスコース短繊維(viscose staple fibre)メーカーPT Indo Bharat Rayon、合繊紡績糸(synthetic spun yarn)メーカーPT Indo Liberty Textiles Manufactures、紡糸会社PT Sunrise Bumi Textiles、二硫化炭素メーカーPT Indo Raya Kimiaを擁する。
Aditya Birlaグループは、インド、タイ、インドネシア、マレーシア、フィリピン、エジプト、カナダ、オーストラリア、中国に66の製造拠点を有し、65億米ドルの年商の30%以上を海外で稼いでいる。
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