2005-05-20 ArtNo.35570
◆NYK/商船三井等、コンテナ・ターミナル入札に関心
【チェンナイ】Chennai Port Trust (CPT)が募集した第2コンテナ・ターミナル開発入札に日系海運会社を含む内外の企業10社余りが関心を表明した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月17日、消息筋の言として報じたところによると、CPTから入札書類を購入したものには、日本郵船(NYK)、商船三井、CMA CGM、Port of Singapore Authority、Hutchison、Evergreen、Container Corporation of India、Larsen & Toubro、Gammon Indiaが含まれる。CPTのウェブ・サイトから入札書類をダウン・ロードしたものも有ると見られることから、実数はもっと多い可能性がある。
チェンナイ港は2004-05年に61万7000TEU(20フィート・コンテナ換算単位)のコンテナを処理したが、2008年の処理量は、100万TEUに達するものと予想されている。既存ターミナルは、民営化計画の下、オーストラリア企業P&O Portsが経営している。
第2ターミナルのコストは492クロー(US$1.13億)と見積もられ、内CPTが100クロー(US$2297万)を拠出、残りはBOT (Build, Operate and Transfer)請負業者が負担することになる。
中央政府は最近、CPT第2コンテナ・ターミナルの建設を原則的に認可した。同ターミナルは初年度に10万TEU、7年目に60万TEUを処理するものと予想される。新ターミナルは東部埠頭と南埠頭IIIを擁し、その総延長は826メートル。この内400メートルは水深13.5メートルまで浚渫され、第3世代コンテナ船のニーズに応じる。CPTは今年9月乃至10月にBOT契約に調印する見通しだ。
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