2005-05-18 ArtNo.35567
◆RIL、プラスチック業界の不振に関わらず好業績マーク
【ニューデリー】インド国内のプラスチック・メーカーと合成繊維業者の多くが、原油が高騰した2004-05年に利益の下降を経験したが、国内における基本ポリマー(basic polymers)生産の65%、ポリエステル短繊維(PSF:polyester staple fibre)国内市場の80%のシェアを握るReliance Industries Ltd(RIL)の石油化学ビジネス売上は前年比27%増の2万9745クロー(US$68.32億)、粗利益は同12%増の3762クロー(US$8.64億)をマークした。
インディアン・エクスプレスが5月17日伝えたところによると、RILが高純度テレフタル酸(PTA)やモノエチレングリコール(MEG)等の繊維中間体を値上げしたのに伴い、Indo Rama SyntheticsやCentury Enka等の比較的規模を備えた直接ユーザーも深刻な打撃を被った。
引き続くマージンの下降圧力は今会計年度最初の2ヶ月間にもエンド・ユーザー業界に操短を強いた。こうした中でRILを初めとする上流部門プレーヤーは、ここ2週間ほど繊維中間体の価格を20%ほど引き下げている。
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