2005-05-18 ArtNo.35565
◆南部4州、次期五カ年計画期間に2万MWの発電能力追加
【チェンナイ】カルナタカ/ターミールナド/アンドラプラデシュ/ケララの南部4州とポンディシェリー連邦直轄区は第11次五カ年計画期間に2万MWの発電能力を追加する。
エコノミック・タイムズが5月14/15日報じたところによると、P M Sayeed電力相は14日に催された『南部諸州見直し会議(Southern States Review Meeting)』に出席後記者会見し、以上の消息を語った。それによると、第11次五カ年計画期間にはインド全体で6万MWの発電能力が追加される予定だ。
南部地区で追加される2万MWの新発電施設の内50%強は州政府により、残りは中央政府と独立電力供給業者(IPP)により建設される。
これらの地域における『追加発電能力/州内消費分』は、アンドラプラデシュ州9000MW/4600MW、カルナタカ州6000MW/3400MW、ケララ州1000MW/474MW、タミールナド州4000MW/-、ポンディシェリー200MW/-。
第9次五カ年計画における発電能力追加目標の達成率は47%にとどまった。これは最後の段階になって初めてプロジェクトを加速する措置が講じられたためで、こうしたことを繰り返さないよう、早い段階で見直し会議が催された。
統一進歩連合(UPA:United Progressive Alliance)政府は、農村電化計画を最優先し、現在まだ電力が供給されていない12万5000ヵ村7580万世帯を向こう5年間に電化する方針を決めた。2004-05年には『電力政策(Electricity Policy)』が発布され、待望の『上訴廷(Appellate Tribunal)』も設置された。昨年の発電量は前年比5.2%増の5873億ユニットを記録した。
電力省のR V Shahi次官によると、ポンディシェリーを含む南部4州の第10次五カ年計画期間における電力不足は1.5%で、ポンディシェリーではゼロ、カルナタカ州が最高の4%だった。インドの他の地域とは異なり、南部地区の電力供給は比較的良好な状態を保っており、ピーク時の不足も4%にとどまっている。
これら4州政府の総務次長(principal secretaries)は1週間以内に発電プロジェクトの入札期日及びプロジェクトの最終合意に必要な時間等を中央政府に報告すると言う。
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