SEAnews 2005-05-18 ArtNo.35560

【ムンバイ】Bajaj Auto Ltd(BAL)は向こう12－18ヶ月間にスクーター3モデルを投入する計画で、最初の1モデルは来年初に発売する。
ザ・ヒンドゥー、インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、デカン・ヘラルド、エコノミック・タイムズが5月12／13日報じたところによると、ＢＡＬのRajiv Bajaj重役(MD)は11日催された年次報告会の席上、以上の消息を語った。それによると、同社はここ暫くスクーター市場に新モデルを投入しなかったが、これはモーターサイクルの販売が絶好調だったためで、スクーター新モデルを投入するとすれば、モーターサイクルを上回る明確なポジションを備えていなければならない。近く発売を予定する3モデルはその種のポジションを備えていると言う。
ＢＡＬのモーターサイクル・ビジネスの絶好調はCT 100、Discover、そしてPulsarのアップグレード・バージョン3モデルによりもたらされた。Pulsarは月間2万6000台販売されている。
BALは今年3月に自動変速スクーター新モデル、Waveを発売、今年第2四半期には全国的販売を開始する。今年第2四半期にはプレミアム・エンドの180ｃｃ“Avenger”も発売する。
マハラシュトラ州Chakan工場の日産能力は40クロー(US$919万)を投じて現在の1600台から2400台に拡張する。拡張したキャパシティーはPulsarやAvengerに対する新規需要に応じることになる。
ＢＡＬは目下大型バイクの開発に乗り出している。既に小型バイクの開発で成功した同社にとって大型バイクの開発はそれほど困難ではない。
四輪車市場への進出に関しては、既存の三輪車と四輪車のギャップを埋めるような小型貨物車を投入することを目指している。しかし市場に投入するまでにはなお2乃至3年を要する。
インドネシアの二輪／三輪車市場の開拓を目指しジャカルタに代表事務所を開設したＢＡＬは向こう18－24ヶ月以内に、同市場への本格的な進出を果たす計画だ。
ＢＡＬは、カワサキのフィリピンやタイ子会社に出資する形で、これら急成長する東南アジア諸国市場への浸透を図る。ＢＡＬオフィシャルによると、この種の出資は国ごとに検討され、ＢＡＬがその製品を既に輸出している市場が優先的に検討される。カワサキはトップ・エンドの製品を手がけ、ＢＡＬはそれを補完するミッド及びエントリー・レベルに照準を合わせる。
2004－05年の純益は前年の731.50クロー(US$1.68億)から766.80クロー(US$1.76億)に、売上は同5270.30クロー(US$12.10億)から6335.20クロー(US$14.55億)に、それぞれアップした。2004－05年の輸出は前年比26％アップ、取り分け二輪車輸出は45％増の13万945台にのぼった。