1995-10-16 ArtNo.3556
◆<馬>東芝、PDC携帯電話市場の30%シェア目指す
【東京】東芝はテレコム・マレーシアがPDC(パーソナル・デジタル・セルラ)ネットワーク・サービスを開始した際には、PDCハンドフォーン市場の30%のシェアを獲得できるものと予想している。
東芝移動体通信戦略計画部の笠原上級課長が先週木曜スター紙に語ったところによると、現在同社は日本のPDCオペレータ5社に5種類のPDCフォーンを納入しているが、当初は内1モデルをマレーシアに輸出することになる見通しだ。同氏はマレーシアにおける販売価格を明らかにしなかったが、日本では3万~4万円(M$771-1028)で市販されている。ちなみにヤノ・リサーチの調査によれば日本における市場シェア・トップはパナソニックの30%で、以下富士通14%、NEC12%、ノキア11%、三菱6%、東芝5%と続く。東芝は現在PDCフォーン・セットの56%を国内で販売、37%を米国/カナダに、7%をその他の国に輸出しており、米国では7%のシェアを握っている。同社はGSMハンドフォーンは生産していないが、来年はGSM新製品の発表を予定していると言う。(STAR:10/14)
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