SEAnews 2005-05-13 ArtNo.35535

【ニューデリー】財政再編措置を完了した地場二輪車メーカー、LML Ltdは、今年8月にエントリー・レベルの100ｃｃモーターサイクルを発売、来年は4ストロークのマニュアル／自動変速スクーターを発売する計画だ。
エコノミック・タイムズ、デカン・ヘラルド、ザ・ヒンドゥー、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月10／11日報じたところによると、ＬＭＬのDeepak Singhania重役(MD)はこの日記者会見し以上の計画を語った。それによると、エントリー・レベルの100ｃｃバイクの他、既存セグメントの一連のバイク新モデルを発売する。ＬＭＬは現在110ｃｃ、125ｃｃ、150ｃｃセグメントのバイクを販売している。
ＬＭＬの売上はここしばらく下降線を辿っているが、2007－08年までにモーターサイクル市場の10％のシェア獲得を目指す。このためモーターサイクルの年産能力を現在の20万台から今年10月までに40万台に、2007年3月末までに72万台に拡張する。
また今会計何度中に4ストローク・スクーターを発売、縮小する2ストローク市場からの脱却を図る。現在2ストロークのマニュアル変速スクーターを年間45万台製造する能力を有するが、2年内に4ストロークのマニュアル及び自動変速スクーターの製造に転換する。
輸出にも力を入れ、4、5年内に輸出売上を、総売上の10％に引き上げる。輸出先は主にラテン・アメリカとアジア諸国で、4ストローク・スクーターが完成した際には輸出の大幅な拡大が望める。コロンビアかブラジルの何れかとエジプトにパートナーシップ方式により現地組み立て拠点を設ける可能性を研究しており、地元パートナーに出資し、名目的オーナーシップを手に入れることも検討している。
財政再編は今年3月31日までに完了、負債額は310クロー(US$7120万)から108クロー(US$2480万)に縮小した。カットした負債額の内、118クロー(US$2710万)は非転換優先株に転換、12クロー(US$276万)は返済、64クロー(US$1470万)は抹消した。また8クロー(US$184万)は新株を発行、新たに228クロー(US$5236万)の新資金を調達した。これに伴いSinghania一族の持ち分は50％から41％に縮小、またＣＥＯとＣＯＯを含むプロフェッショナルな新マネージメント・チームを組織したと言う。