2005-05-11 ArtNo.35522
◆Mangalore/Visakhapatnamに原油戦略備蓄施設
【ニューデリー】政府はカルナタカ州Mangaloreとアンドラプラデシュ州Visakhapatnamに合計年間500万メートル・トンの原油を戦略備蓄する3つのタンクを建設することを検討している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月7日報じたところによると、インド商工会議所協会(Assocham:Associated Chambers of Commerce and Industry of India)主催の会議の席上、石油天然ガス省のS.C. Tripathi次官は以上の計画を明らかにした。それによると計画は歳出検討委員会に提出されている。政府は来年、プロジェクトに着手するよう求めている。
現在国内の製油所は570万トンの原油を備蓄しており、これはおよそ19日分の需要を満たすのに足りる。戦略備蓄施設が完成するなら90日分の原油を確保できる。
一方、設立が提案されている石油天然ガス監督局(PNGRB:Petroleum and Natural Gas Regulatory Board)は、天然ガス部門に関わる規則を別途設けることになる見通しだ。政府は、次期国会に関係法案を上程する。
原油の低価格時代が終わり、高価格時代が到来する中で、今年5月15日から国際慣例に倣い2週間置きに石油製品価格に見直しを加える制度を導入するが、国内価格を著しく高い水準に設定することはできないと言う。
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