SEAnews 2005-05-11 ArtNo.35516

【コルカタ】民営化されたエンジニアリング会社、Jessop Engineersの経営再建を成し遂げたRuiaグループは、15年を経た今、Jessopの後方統合化計画の一環として年産100万トンの鉄鋼プラントの建設を計画している。
インディアン・エクスプレスとエコノミック・タイムズが5月9日報じたところによると、グループのBK Ruia会長はこのほど以上の計画を明らかにした。鉄鋼プラントの建設地としては西ベンガル州、オリッサ州、ジャールカンド州が検討されており、西ベンガル州政府は2、3の用地をオファーしている。投資額は1500～2000クロー(US$3.45億-4.59億)と見積もられ、建設地は原料供給等の条件も配慮して決定する。
ミニ鉄鋼プラントの建設は、グループの再編計画及びJessopの後方統合化計画の一環。Jessopは業務を鉄道用貨車・客車の製造、造船、橋梁／立体交差用ガードの製造に多角化している。
年商500クロー(US$1.15億)のRuiaグループは売上の50％に寄与する繊維ビジネスから撤退、エンジニアリングと製糖ビジネスに力を集中する方針を決めた。
エンジニアリング部門は2004－05年度に15年間に及ぶ赤字経営を抜け出し、4.82クロー(US$111万)の営業利益を計上した。前年は6.38クロー(US$147万)の損失を計上していた。Ruia氏は、2006年3月までに110クロー(US$2526万)の累積損失も一掃することに自信を表明した。