2005-05-11 ArtNo.35512
◆自動車会社の消費減税消費者還元不十分:会計監査長官
【ニューデリー】インド会計監査院長官(CAG:Comptroller and Auditor General of India)は、自動車メーカーによる消費税減税の消費者への還元は不十分と非難した。
デカン・ヘラルドとインディアン・エクスプレスが5月9日報じたところによると、CAGは『2004年3月期年度間接税報告書(Report on Indirect Taxes for the year March 2004)』において「さらに悪いことには、自動車メーカーは、その後原材料が値上がりしていないにも関わらず、車両を値上げした」と指摘している。この結果、政府歳入減の38%は製造業者の手に留保された。取り分け中型車や高級車についてこうした傾向が顕著と言う。
自動車メーカーは、2001-02年と2003-04年の消費税率引き下げ後、確かに値下げを行ったが、下げ幅は、消費税率の引き下げに比例しておらず、3~10ヶ月後には再度値上げを行ったと言う。
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