2005-05-09 ArtNo.35506
◆Nuelight、OLED用チップ・デザイン・センター設置
【ハイデラバード】米国拠点のNuelight Corporationは、アンドラプラデシュ州Hyderabadに有機ELダイオード(OLED:organic light emitting diode)ディスプレー製造業者向け複合信号集積チップ(mixed signal integrated chip)デザイン・センターを設ける。
ビジネス・スタンダードとヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月6日報じたところによると、Nuelightの創設者でもあるDamoder Reddy会長は5日記者会見し以上の消息を語った。それによると、新デザイン・センターは、スマート・フォーン、ポータブルDVDプレーヤー、ラップトップ・コンピューター、モニター、テレビジョン等の量産耐久消費財向けビデオ・セントリックな表示装置を開発するOLEDメーカーの需要に応じる。
Nuelightは向こう2年間に同センターに300万米ドルを投資、2006年までに50人のエンジニアを雇用する計画だ。同センターはOLEDパネル・コントローラーのコンセプトからマスプロダクションまで手がける能力を備え、超大規模集積回路(VLSI)デザインの他、アナログ・デザインやIC製品デザインも行う。
Nuelightは16件の特許を申請中で、ハイ・ボリューム・マーケット向けOLEDディスプレーに必要なキー・コンポーネント技術を保持している。
2003年6月に設立されたNuelightはこれまでにベンチャー・キャピタル会社2社:Enterprise Partners Venture Capital/Storm Venturesから200万米ドルを調達したが、近くさらに1500万米ドルを調達し、カリフォルニア州サンタクララの施設を拡張する計画だ。同社のビジネスは2008年までに1億米ドルを超える見通しと言う。
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