2005-05-09 ArtNo.35505
◆シャープ、Sharp Business SystemsのL&T持ち分を買収
【ニューデリー】Larsen & Toubro (L&T)はシャープとの合弁会社Sharp Business Systems India Ltd(SBSIL)の26%の全持ち分をシャープに売却する。
エコノミック・タイムズが5月6日伝えたところによると、SBSILは、FAX、複写機、プリンター等の事務機や情報技術(IT)製品の販売を手がけており、同売却が完了すれば、L&Tは事務機ビジネスから完全に手を引くことになる。L&Tは5年前にその電子事務機部門をシャープとの26:74の合弁会社に転換した。
消息筋によると、SBSILの26%の持ち分は、額面10ルピーの234万株から成るが、シャープが幾ら支払うかは伝えられていない。SBSILの年間売上は60クロー(US$1378万)と見積もられ、アグレッシブな販促を通じ、トップ・ラインの20%の成長を目指している。同社の製品には、デジタル・コピア・プリンター複合機、マルチメディア・プロジェクターが含まれ、デジタル・コピア・プリンター複合機の売上が営業額の50%以上、ファクシミリが同15%、プロジェクターが残りを占めている。
輸出/保税倉庫渡し販売/キャッシュ&キャリー・トレーディングを伴うバルク輸入を中核とするSBSILは、全国に200店以上のディーラー網を擁し、ハイテク・デジタル事務機の発売の他、大小の企業やホーム・オフィス向けソフトウェア・ベースのソリューションの提供を計画、メトロと非メトロの双方に照準を合わせた総合的なITディストリビューション・チャンネルの構築も検討していると言う。
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