2005-05-06 ArtNo.35484
◆Essar、石炭ガス・ベースの直接還元鉄技術採用
【コルカタ】Essarグループはオリッサ州における年産150万トンの鉄鋼プロジェクトに、最近開発されたばかりの石炭ガス・ベースの直接還元鉄技術を採用する。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月3日伝えたところによると、ドイツのLurgi AGの技術支援下に、オリッサ州Talcherから調達した非コークス用炭から石炭ガスを製造する。EssarグループはParadiに関係工場建設する計画だが、オリッサ州政府はまだ用地を割り当てていない。Essarは目下、Lurgi AGと、石炭ガス化プラントの購買交渉を進めており、用地が割当てられた時点で、正式発注する方針だ。
石炭ガス化技術をこれほどの規模で採用するのは、インドでは初めてのケース。Essarグループはhot briquetted iron(HBI)の製造に成功したため、直接還元技術を用いる方針を決めた。しかしオリッサ州では天然ガスの入手が困難なため、石炭ガスを採用することにしたと言う。同プロジェクトではTalcher付近に1000MWのキャプティブ発電施設も設けられる。
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