2005-05-06 ArtNo.35483
◆Monnet、オリッサ/ジャールカンドに新海綿鉄工場
【ニューデリー】地元大手海綿鉄会社Monnet Ispat Ltd (MIL)は、1400クロー(US$3.22億)を投じ、オリッサ州とジャールカンド州に新海綿鉄製造施設を設ける。
ビジネス・スタンダードが5月4日、MILのSandeep Jajodia上級副社長兼MDの言として伝えたところによると、同社はこれら両州政府と年間80万トンの海綿鉄製造施設/同100万トンのスチール製造施設/250MW(メガワット)の発電施設を設ける覚書を交換した。
MILは別途630クロー(US$1.44億)を投じ、既存施設の海綿鉄年産能力を30万トンから80万トンに(230クロー)、スチール年産能力を30万トンから70万トンに(100クロー)、発電施設を40MWから150MWに(300クロー)、それぞれ拡張する。拡張計画は2006年9月までに完成する。
MILは鉄鉱石の供給を確保するため、民間鉱山の買収交渉を進めている。この他、チャッティースガル州Rowghat鉱山の93ha土地をリース、必要な認可が下りるのを待っている。またチャッティースガル州Raipur及びRaigarhに設けた製造施設の原料需要に応じるため、同州Kanker県Hahaladiの78haの鉱業区もリースした。
これらのプロジェクトに必要な経費は主に借入により賄う。2005年3月期純益は前年同期比372%増の36.12クロー(US$830万)、売上は同60%増の234.64クロー(US$5389万)をマークした。通年の純益は前年比337%増の123.83クロー(US$2844万)、売上は同152%増の777.77クロー(US$1.786億)を記録した。こうした好業績は、販売ボリュームの拡大とほぼ2倍にジャンプした価格により実現された。また2004年6月にMILと合併されたMonnet Powerが年商に35%貢献したと言う。
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