2005-05-06 ArtNo.35481
◆石油相、ONGCのカルナタカ州複合計画に再度反対表明
【バンガロール】Oil and Natural Gas Corporation (ONGC)は、カルナタカ州における2万5000クロー(US$57.42億)の複合プロジェクトを単独で引き受ける十分な能力を備えていない。
デカン・ヘラルドが5月2日報じたところによると、Mani Shankar Aiyar石油天然ガス相は1日当地で以上の見解を改めて表明した。それによると発電所の設置、石油化学コンプレックスの建設、特別経済区(SEZ)の開発等、多岐にわたるプロジェクトを、専門ノーハウも備えていない単一の公共企業に委ねる理由はない。むしろ複数の公共企業の連合体に委ねるべきである。SEZの開発が必要なことは明らかだが、異なる組織のネットワークを通じて実行せねばならないと言う。
記者から「仮にカルナタカ州政府が、Cauvery水供給問題で、タミールナド州の要求を受け入れるなら、ONGCがプロジェクトを進めることを認めるか」と質問された同相は「自分は石油天然ガス相であると同時にタミールナド州選出の国会議員だが、これら2つの案件は無関係である。ONGCのプロジェクト自体は必要と言う点で、自分とカルナタカ州政府の意見は一致している。しかしCauvery問題に関しては、全く同意できない」と語った。それによると、タミールナド州の農業は、Cauveryからの水供給に依存しているが、カルナタカ州政府は不足した時には供給を制限し、有り余っている時に供給すると言う不合理な管理を行っていると言う。
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