2005-05-06 ArtNo.35480
◆マハラシュトラ州の電力不足、自動車/鉄鋼生産にも影響
【ムンバイ】マハラシュトラ州の電力不足は同州の製造業やその他の産業に打撃を及ぼしており、特に自動車、鉄鋼、製薬、小規模製造業者らは影響を受けつつある。
エコノミック・タイムズが5月4日伝えたところによると、チェコの自動車メーカー、SkodaがAurangabadに設けた工場はディゼル自家発電機の使用を強いられており、Skoda IndiaのImran Hassen重役(MD)は「生産性に影響は生じていないが、ディーゼル発電機の使用に伴うコスト高は避けられない」と述べている。多用途車(utility vehicle)メジャー、Mahindra & Mahindra(M&M)のPawan Goenka重役(COO)は「電力不足でNashik工場は生産削減を強いられた」と語った。
しかしDaimler ChryslerのSuhas Kadlaskar氏は「生産規模が小さい上、減価償却済みのディーゼル発電機による電力供給コストは、マハラシュトラ州電力局(MSEB)の高価な電力料とさして変わりない」と述べ、Jindal Vijayanagar Steel (JVSL)のRaman Madhok重役(CEO)は「夏期シーズンに伴い電力需要は高まっているが、今のところ電力消費の削減は求められておらず、実質的な影響はまだ受けていない」と語った。
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