2005-05-04 ArtNo.35476
◆Ipca Labs、中国企業と合弁でアルテミシニンの世界市場開拓
【ムンバイ】地場製薬会社IPCA Laboratories Ltd(IPCA)は、世界最大のアルテミシニン(artemisinin)メーカーとして知られる中国企業Chongqing Holley Holding Co Ltd(CHHCL:重慶華立控股)と、アルテミシニンをベースにした薬理活性原末(API: Active Pharmaceutical Ingredients)及び製剤(formulations)を世界市場に売り込む50:50の合弁会社を設立した。
エコノミック・タイムズとヒンドゥー・ビジネス・ラインが4月29/30日報じたところによると、新合弁会社はアラブ首長国連邦SharjahのSAIF-Zoneに設けられ、合弁会社がマーケッティングする原末(bulk drug)と製剤は、IPCAがマドヤプラデシュ州RatlamとDadra & Nagar Haveli直轄区Silvassaに設けた世界保健機関(WHO:World Health Organization)認定工場で製造する。また原料のアルテミシニンはCHHCLが供給する。
アルテミシニンをベースにした併用療法(combination therapy)は、熱帯熱マラリア原虫P. falciparum に起因するマラリアの治療法としてWHOが推奨している。
アルテミシニンは主に中国とベトナムに原生する一年生クソニンジン(Artemisia annua)から抽出される。
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