2005-04-29 ArtNo.35461
◆Glenmark、帝人ファーマとUS$5300万ライセンス契約
【ムンバイ】マハラシュトラ州Mumbai拠点のGlenmark Pharmaceuticals Ltd (GPL)がスイスに設けた完全出資子会社、Glenmark Pharmaceuticals SA(GPSA)は26日、帝人の100%出資子会社、帝人ファーマ株式会社(Teijin Pharma)と、GPSAが開発したPDE4阻害剤GRC3886のライセンス供与契約を取り交わした。契約総額は5300万米ドルにのぼる。
インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、エコノミック・タイムズが4月27日報じたところによると、帝人ファーマはGRC 3886を日本で開発・登録・商業化する独占権を認められた。帝人ファーマは契約締結時にGPSAに頭金を支払い、その後、開発・登録・商業化の過程で、段階的に支払いを行う。全ての段階が完了すれば、最終的に5300万米ドルが支払われることになる。
GRC 3886は、慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disorder)や喘息の治療効果が見込まれ、目下こうした面の開発が進められている。この他、リウマチ性関節炎に対する効果も期待されている。
GPLは昨年9月には、同じGRC 3886に関して米国拠点のForest Laboratories Incと、1億1000万米ドル相当の同様のライセンス契約を結んでいる。
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