2005-04-29 ArtNo.35459
◆複数の地元企業が知的所有権アウトソーシングの先駆けに
【ハイデラバード】ソフトウェア、金融サービス、臨床試験に続き、知的所有権(IPR:Intellectual Property Rights)アウトソーシングが新たなナレッジ・プロセス・アウトソーシング(KPO)として浮上する見通しで、既に半ダース以上の地元企業が同市場進出を目指している。このためインドは同領域でも世界の主要プレーヤーに成ることができそうだ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが4月26日伝えたところによると、多国籍企業100社以上がインドに研究開発(R&D)センターを設けており、インドは世界のR&Dハブの1つになっている。こうした中でアンドラプラデシュ州Hyderabad拠点のSciTech Patent Art Services (SPA)は、エンド・ツー・エンドのIPマネージメント・サービスを提供、顧客のR&D投資収益の最適化を支援している。同社はIPRアウトソーシング・ビジネスの先駆けと言える。IPRアウトソーシングには、サーチから書類作成、国際申請の処理、特許侵犯関連の法的アドバイスも含まれ、SPA社の他にも半ダース以上の企業がIPR関連サービス市場進出を準備している。これらの企業には、IP Matrix、Patent Matrix、E Value Serve、Intelvet等が含まれる。
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