2005-04-29 ArtNo.35455
◆BPL Mobile、戦略パートナーに49%権益オファー
【ムンバイ】BPL Mobileは、それ自身の最大49%のシェアをオファー、戦略パートナーを物色している。
ビジネス・スタンダード、エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが4月26日報じたところによると、BPL Mobile GroupのSandip Basu社長兼CEOは、25日記者会見し以上の消息を語った。それによると、同社が求めているのは、テレコム業界の長期的パートナーで、短期見通しを重視する金融投資家ではない。
BPL Mobileに74%、BPL Cellularに100%出資する親会社のBPL CommunicationsはBPL Mobile及びBPL Cellularのシェアをオファーする用意があり、交渉は数週間以内に合意に達する見通しだ。
同氏は具体的交渉相手を明らかにすることを避けたが、Hutchison-Essar等の投資家が含まれていることを否定せず、Vodafoneが関心を表明していることを付言した。Essar Teleholdingsは、France Telecomに代わってBPL Mobileに9.9%出資した。BPL Mobileに26%出資していたFrance Telecomは残りの持ち分をAsia Pacificと言う欧州ファンドに売却した。Essarは、Hutchison-Essarを通じ、マハラシュトラ州Mumbaiにプレゼンスを築いているが、電信規則の下、BPL Mobileの10%以上のシェアを取得することはできない。
BPL Mobileはシェア売却により手にした資金を、一部は親会社のBPL Communicationsに、一部は負債の返済に、一部は非有機的成長計画に、それぞれ投じる方針だ。BPL Mobileは500クロー(US$1.148億)、BPL Cellularは1200クロー(US$2.756億)の負債を抱えている。
戦略パートナーとの交渉が合意に達しない場合には、株式を公開公募(IPO)する可能性も否定しないと言う。
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