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2005-04-29 ArtNo.35454
◆パキスタン首相、BALの二輪車合弁事業に青信号
【ニューデリー】パキスタンのShaukat Aziz首相は、Bajaj Auto Ltd(BAL)と地元パートナーSaigolファミリーによるパキスタン国内における二輪車完全ノックダウン・キット(CKD)の輸入組み立て事業を許可する意向を表明した。
ビジネス・スタンダードが4月27日報じたところによると、BALのRahul Bajaj会長は同紙に以上の消息を語った。それによるとBajaj会長はAziz首相と2、3回電話で意見を交換した。その際首相が語ったところによると、両パートナーは直ちに技術移転契約を結ぶことができるが、製造施設を設けるまでには若干時間を要すると言う。Saigolファミリーの代表は最近マハラシュトラ州PuneのBAL本社を訪れ、合弁問題を協議した。しかしパキスタンにおける業務を何時開始するかはまだ決まっていない。
現状ではインド企業が完全な製造施設をパキスタンに設けることはできない。BALは向こう2-3年間に5000~10万台分のCKDキットをパキスタンに輸出することを希望している。Saigolは現在、中国のクインキー(Qingqi:済南軽騎摩托車)と提携し、モーターサイクルの組み立てを手がけている。
パキスタンのメディアが伝えたところによると、Saigol一族の中国企業とのアレンジは、BALとの協定が調印された際には、消滅することになる。
ラホール拠点の幹部によると、両社が協定に調印するまでにはなお2、3ヶ月かかるものと見られる。パキスタンは現在高価格の日本製と低価格低品質な中国製の二輪車を輸入しおり、BALが参入するなら、パキスタンの二輪車市場に新領域が誕生するものと見られる。
パキスタンにおける2004年のモーターサイクル販売は30万台に達したものと見られ、2006年のそれは40万台に拡大する見通しと言う。
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