2005-04-27 ArtNo.35447
◆ONGC、来月末までにDahej石化計画の事業化調査完了
【コルカタ】国営石油・ガス探査開発会社Oil and Natural Gas Corporation (ONGC)は、グジャラート州Dahejの特別経済区(SEZ)における石油化学プロジェクトの詳細事業化調査報告書を来月末までに完成させるものと見られる。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが4月24日伝えたところによると、同石油化学プロジェクトのコストは4000クロー(US$9.19億)と見積もられる。最適な技術が目下検討されており、テクノロジー・パートナーを選考する入札が6月までに募集される。ONGC傘下のMangalore Refinery and Petrochemicals Ltd(MRPL)はナフサの製造過程で生じる副産物のプロパンを石油化学プロジェクトの原料として供給する。
やはりDahej SEZに900クロー(US$2.07億)を投じてメタン(C2)とプロパン(C3)の抽出プラントを設ける計画もスケジュール通り進んでいる。C2-C3抽出プラントは、Petronet LNG Ltd (PLL)のDahejターミナルから原料の液化天然ガス(LNG)の供給を受ける。
ONGCはC2-C3抽出プラントの余剰キャパシティーを利用して液化石油ガス(LPG)も生産する
SEZはONGCとGujarat Industrial Development Corporation(GIDC)が合弁で開発するもので、Foster Wheelerがプロジェクト管理契約を獲得している。
一方、MRPLの年間処理能力を1500万トンに拡張する工事が完成したことから、ONGCはカルナタカ州MangaloreにもC2-C3抽出プラントを設ける事業化調査を進めている。同事業化調査も6月までに完成する見通しと言う。
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