SEAnews 2005-04-27 ArtNo.35441

【ムンバイ】自動車販売が2004－05年に30％の成長を遂げる中で、自動車補助産業のプレーヤーも多額な資金を投じ、設備拡張に乗り出している。
エコノミック・タイムズが4月25日伝えたところによると、主要自動車補助工業会社は向こう2～3年間に1600クロー(US$3.67億)を投じて設備を拡張する計画で、Amtekは396クロー(US$9095万)、Bharat Forgeは458クロー(US$1.052億)、Omax Autoは114クロー(US$2618万)、Rico Autoは400クロー(US$9187万)、Sundaram Claytonは225クロー(US$5168万)の投資を予定している。
国内自動車販売の全カテゴリーにわたる活況に加え、海外自動車メーカーのアウトソーシング需要に支えられ、国内自動車補助産業は、宿年の設備過剰状況から解放され、今や海外市場の開拓に乗り出している。アナリストによれば、厳しい品質管理、最適な製造システム／プロセスが海外における成功の鍵になる。このため莫大な投資が必要とされる。
自動車補助産業の昨年の総生産は前年の2万4500クローから3万1000クロー(US$67億)に成長、輸出額も前年の8億米ドルから10億米ドルに拡大した。インドからの自動車スペア・パーツの輸出額は世界の自動車コンポーネント産業売上の0.25％を占めるに過ぎないが、インド自動車補助産業売上の10％を占めている。インプット・コストの上昇と自動車メーカーのコスト削減策により、自動車補助工業のマージンは一層縮小するものと見られるが、需要は今年も引き続き拡大が予想される。
輸出市場開拓の上から海外における企業買収も活発化しており、Bharat ForgeはドイツのCDPを、Amtek Autoは英国のGWKを、Sundaram FastenersはCramlington Precision Forgeを、それぞれ買収した。