【コルカタ】消費者用電子製品メーカー、LG Electronics India Pte Ltd(LGEIL)は複数のプレミアム製品をインドで製造する戦略を立てている。
エコノミック・タイムズが4月25日報じたところによると、LG ElectronicsのK R Kim南西アジア担当社長は、22日当地で催されたLCD TV/プラズマTV/リアプロジェクションTV等の新表示製品を専門に取り扱う小売り店舗の開所式後マスコミに以上の計画を語った。東部地区に同社がこの種の店舗をオープンしたのは今回初めてのこと。
それによると、LGEILは2006年度からLCD TV/プラズマTVの生産を開始、またフロント・ローディング洗濯機とフロア・エアコンの製造ラインを増設する。この種のハイエンド製品の製造をインドで手がけるのは同社が最初のケースになる。
ハイエンド製品領域におけるLGの成長は目覚ましく、国内生産する方針を決めたのもこうした需要に応じるため。
ウッタルプラデシュ州Noidaの工場に第1期分として1500万米ドルを投じ、プレミアム製品の製造ラインを増設、段階的に新製品カテゴリーを追加して行く。当初は専ら国内需要に応じるため、生産量は比較的低い水準になる。現在この種のプレミアム製品は韓国から輸入している。
LGEILは向こう2-3年間にインドのプレミアム・ブランドとしてのプレゼンスを強化する。プレミアム製品の総売上に占める比率を現在の10%から2008年までに30%に引き上げる。ちなみにインドの大型家電製品(White and Brown goods)市場におけるプレミアム製品のシェアは約5%と見られる。
LGEILはプレミアム製品用の別個の流通・販売チャンネルを構築しており、この種の専門店舗の数は今会計年度内に2倍に拡大すると言う。