2005-04-27 ArtNo.35438
◆半導体チップ設計会社eInfochips、R&D人員を2倍に拡大
【ニューデリー】カリフォルニア州Santa Clara拠点のシリコン・チップ設計会社、eInfochipsは今会計年度、インドに設けた研究開発(R&D)センターのスタッフを2倍に増員するとともに、新市場の開拓に力を入れる。
エコノミック・タイムズが4月24日報じたところによると、eInfochips創設者Pratul Shroff重役(CEO)はこのほど以上の計画を語った。それによると、グジャラート州Ahmedabadとマハラシュトラ州Puneに設けたR&Dセンターには現在270人のエンジニアが勤務していているが、これを2005-06年末までに550人に増員する。今年1月に稼働したPuneセンターには目下25人が勤務しており、残りはAhmedabadセンターに配置されている。Puneセンターのスタッフは今年末までに100人に増員される。
eInfochipsはこれまで米国市場に照準を合わせて来たが今年は欧州とアジア太平洋地域におけるビジネスの拡張を図る。欧州では英国かドイツに、アジア太平洋地域では日本にオフィスを設ける。同社は最近台湾企業2社を、その顧客に加えた。当然ながら米国市場におけるプレゼンスの拡大も図る。
現在、Texas Instruments、Verisity、Xilinx、Wind Riverを含む30社を顧客にしており、2004-05年に獲得した新顧客13社も含まれる。
eInfochipsはビデオ、チップ・デザイン、FPGA(Field Programming Gate Array)の3領域に照準を合わせている。向こう3~5年間にはビデオ・コミュニケーションが急成長する見通しだ。消費者用電子製品市場においてもビデオが主流を成すものと見られる。チップ・デザインに関しては、インターネット・ベースの監視システムに注目している。ソフトウェアを組み込んだチップ、FPGAはハードウェアの一部だが必要に応じてプログラムを修正できると言う。
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