1995-10-14 ArtNo.3543
◆<印尼>大統領令孫、通信機材製造でゴールドトロンと合弁
【シンガポール】セスダック登録のゴールド・トロンはスハルト大統領令孫のハリヨ・ウィボウォ・ハルヨユダント氏が経営するアルハウィシャント社と合弁でインドネシアにおけるペジャー及びハンドフォーンの製造・販売に乗り出した。
スハルト大統領の長子シギト・ハルヨユダント氏の長男ハリヨ氏がリチャード・ダルソノ氏と共同経営するアルハウィシャント社は合弁会社PTアルハ・ヌサ・バクティに51%、ゴールドトロンは49%を出資、当初500万米ドルを投じてペジャーとハンドフォーンを月間3万ユニット製造する。ゴールドトロンは同社製通信機材や他の製品のインドネシア市場進出のプラットフォームを新会社が務めるものと期待している。
ビジネス界に進出した第3世代のファースト・ファミリーとして最近注目されているハリヨ氏は、傘下のアルハ・グループを通じて造船、通信、インフラ・プロジェクト等への進出を目指しているが、目下のところは主に国営企業への機材納入やサービスを手掛けている。
一方、ゴールドトロン株はインドネシア・パーティーによる乗っ取りの噂でここ数日活発な取引が行われており、オン・スンキアット会長がその30.5%の持ち株を手放すのではないかとの憶測も流れている。(ST,BT,LZ:10/13)
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