2005-04-22 ArtNo.35407
◆US$137.8億投じ主要4都市間に貨物専用鉄道建設
【ニューデリー】インド政府はフレート・コリドー(freight corridor)プロジェクトの下、向こう5-7年間に6万クロー(US$137.8億)を投じ総延長9260キロの貨物専用鉄道を建設する。
ビジネス・スタンダードが4月21日報じたところによると、Lalu Prasad鉄道相は20日国会下院において以上の計画を明らかにした。それによると、フレート・コリドーはDelhi/Kolkata/Chennai/Mumbaiを結ぶ黄金の四辺形(Golden Quadrilateral)ハイウェイに平行して設けられる。各ルートごとに新会社が設けられ、Vikas Nigam Ltd (RVNL)がフレート・コリドー・プロジェクト全体の結節機関(nodal agency)を務める。
軌道は1万2000トンの貨物列車に耐え、ダブル・スタック・コンテナに対応したものになり、貨車も1台当たり4トン以上の積載能力が備えられる。その目的は大重量、大量連結の列車を運行させることにあり、これにより鉄道収入は年間1000クロー(US$2.3億)拡大する。また同プロジェクトを通じ鉄道から道路への貨物輸送のシフトに歯止めをかける。
建設費用は内部資金/公共民間協力/市場における借入/予算補助を通じて賄う。
上記4都市をリンクする既存の鉄道は、乗客と貨物双方の輸送を手がけ、取り分け乗客輸送を優先しているため、貨物輸送のスピードが大幅に制限されていると言う。
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