2005-04-20 ArtNo.35396
◆Ispat、オリッサ州Paradipに大規模製鉄所計画
【ブーバネスワル】Pramod K Mittal氏とBinod Mittal氏のIspatグループは、オリッサ州Paradipに年産500万トンの臨海鉄鋼プラントを設ける計画だ。
ビジネス・スタンダードが4月16日報じたところによると、IspatグループのBK Singh重役(ED)はオリッサ州政府のPadmnav Behera鉄鋼鉱業部長に宛てた書簡の中で以上の計画を明らかにした。Ispatオフィシャルによると、オリッサ州Balasoreに合金鉄工場を設け、2億4000万トンの鉄鉱床(寿命30年)も保持する同社は、州政府のキャプティブ鉱山リース政策(captive mining lease allotment policy)を遵守、割り当てられた鉄鉱石を全てオリッサ州内で加工し、鉄鉱石のまま州外に持ち出す考えはない。
目下プロジェクトの事業化調査を進めており、近く同州にチームを派遣、州政府と関係覚書を交換する。プロジェクトは2段階に分けて進める。第1段階では年産320万トンのプラントを設け、第2段階で500万トンに拡張する。条鋼と鋼板双方を生産する予定で、2000エーカーの用地を必要とすると言う。関係書簡は投資額に言及していないが、1万2000クロー(US$27.56億)前後にのぼるものと見られる。
Ispatグループは全世界に年産1400万トンの鉄鋼製造設備を擁する。この内、1100万トンのキャパシティーは傘下のGlobal Steel Holding Ltdが保持する。同社はフィリピン、ナイジェリア、リビア、ブルガリアにプラントを設けている。またIspat Industries in Indiaはマハラシュトラ州Mumbai近郊Dolviに年産300万トンのプラントを保持、目下同プラントの年産量を500万トンに拡張する工事を進めている。Ispatグループは、この他、アフリカに鉱山を、ボスニアにコークス製造施設を擁する。
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