2005-04-20 ArtNo.35392
◆インド/パキスタン、ガス・パイプライン計画継続で合意
【ニューデーリ】米国の懸念表明に関わらず、インドとパキスタンは18日、イラン/パキスタン/インドを結ぶ見積もりコスト40億米ドルの天然ガス・パイプ・ライン計画を引き続き検討することで合意した。
インディアン・エクスプレスとエコノミック・タイムズが4月19日報じたところによると、パキスタンのPervez Musharraf大統領とインドのManmohan Singh首相の会談後発表された共同声明において両国は、5月に双方の石油・天然ガス相が会合し、パイプライン問題を含むエネルギー領域における協力問題を討議するとしている。
米国のCondoleezza Rice国務長官は先月、米国が核開発問題でイランに圧力をかけている最中に、インド/パキスタンがイランとこの種のプロジェクトを進めることに対する米国の懸念を表明した。
パキスタンのムシャラフ大統領はこの日訪問先のニューデリーで記者会見し、「全世界がイランから石油を購入し、関係協定を結んでおり、この計画は3国に利益をもたらす。パキスタンは計画を進めることを望んでいる」と語った。
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