2005-04-13 ArtNo.35358
◆6月の降雨量平年上回る:数理模型電算模擬センター予測
【ニューデリー】インドの2億3400万人の農民の生活を支える耕地の3分の2の水需要を賄う雨期の降雨は、今年6月に限っては平年を上回る見通しだ。
インディアン・エクスプレスが4月11日報じたところによると、カルナタカ州Bangalore拠点の数理模型電算模擬センター(CMMACS:Centre for Mathematical Modelling and Computer Simulation)はこのほど以上の予報を行った。過去8年間に7回にわたり雨期の開始時期を正確に予報したC-MMASによると、今年の雨期は、先ずケララ州において5月26日にスタートする見通しだ。ちなみにモンスーンは通常6月1日にスタートする。北部インドの大きな部分と東部インドの一部では、過度の降雨から6月に洪水が発生するものと見られる。
インドでは年間降雨量の5分の4が6月から9月のモンスーン・シーズンに集中する。2004年12月期3ヶ月間の農業生産は降雨不足から前年同期比1.1%下降した。
科学技術省傘下のC-MMASのウェブサイトによると、同センターは5月5日に、2005年9月30日期4ヶ月間の天気予報を発表する予定だ。インド気象庁(Indian Meteorological Department)も数日中にモンスーン予報を行う見通しと言う。
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